11月14日は「世界糖尿病デー」。「いま、あなたに知って欲しい、糖尿病の真実。」

院長

スイゾーちゃん。
突然ですが、11月14日は何の日か知ってますか?

僕の誕生日でしょ?

院長

スイゾーちゃんの誕生日は完全に後付の設定です(笑)

本日11月14日は「世界糖尿病デー」なんです。
この投稿では世界糖尿病デーにつき解説します!

目次

世界糖尿病デー(11月14日)の由来

2006年12月20日、国際連合は「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を国連総会議で採択しました。

同時に11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、世界各地で糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけました。11月14日は国連及び主要国で様々なイベントが開催されています。

なぜ11月14日なのか?

糖尿病治療に大切なインスリンを発見したフレデリック・バンティング博士の誕生日が11月14日なんです。
1921年にバンティング博士はインスリンを発見、今年はなんとインスリン発見100周年

ブルーサークル

世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにしたブルーサークルが用いられます。
国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪=サークル」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

世界で6秒に1人の命を奪う糖尿病

ここで世界の糖尿病の状況を紹介します。

  • 2019年 世界の成人糖尿病人口は4億6,300万人(9.3%)
  • 2045年 約7億人に増加と予測。
  • 2019年 世界の糖尿病治療と合併症管理にかかる医療費は世界の総医療費の10%を占める7,600億USD(約83兆円)となり、世界経済を圧迫する要因になっている。
  • 年間実に500万人以上が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。
    これは世界のどこかで6秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算となり、AIDSによる死者に並ぶ数字です。

出典:IDF Diabetes Atlas 9th edition 2019

院長

世界では6秒に1人の命を奪っている…
一般的に死に至る病気との認識は薄い糖尿病ですが、非常に怖い病気なんです。

日本国内での脅威

世界だけでなく、ここ日本でも糖尿病は非常に怖い病気です。

約2,000万人(総人口の15%以上)の糖尿病患者・予備群

「糖尿病が強く疑われる人」:約1000万 
「糖尿病の可能性を否定できない人」:約1000

放置されている糖尿病

高血糖を指摘されたのに「治療を受けていない」人の割合:23.4
働き盛り世代の40歳代男性の未受診/治療中断の割合:約50

2016年 糖尿病実態調査

院長

働く男性世代はなんと約50%が糖尿病を放置している…
なんとも驚くべき結果です。

糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないから、まぁいいかなーって考えてそのまま放置している人が多いのかな?

院長

そうなんです。自覚症状がないからと放置せず病院に受診しましょう!
糖尿病重症化予防・合併症予防には早期発見・治療が非常に重要です!

新型コロナウイルスに負けないためにも糖尿病管理が非常に大切です!

最後に

世界糖尿病デーでは、日本糖尿病学会・日本糖尿病協会が中心となり各地で著明な建造物をブルーにライトアップして、街頭での啓発活動を実施しています。

この投稿をお読みになった方も世界糖尿病デーのイベントに参加して、ご自分やご家族、大切な人とともに、糖尿病について考え、予防にむけた一歩を踏み出していただきたいと思います(各地のイベント情報は下記リンクを参考にしてください)。

2022年5月に愛知県東海市加木屋町(南加木屋駅徒歩3分)に開院予定の「糖尿病・甲状腺 加木屋たけうち内科」でも、積極的に糖尿病の啓蒙活動を行って参ります!糖尿病デーに合わせて当院外観もブルーにライトアップしたいです、開院を楽しみにお待ち下さい!

糖尿病・甲状腺 加木屋たけうち内科
院長 竹内誠治

最後に日本糖尿病協会作成の糖尿病のファクト動画を紹介します。
「いま、あなたに知ってほしい。糖尿病の真実。」

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