抗インフルエンザ薬の予防投与について【12月20日開始】

入学受験資格試験が間近に迫っている、仕事を絶対に休めない、高齢家族の介護中など人生の中で「どうしてもインフルエンザにかかりたくない!」というケースがあるかと思います。

ただ同居する家族がインフルエンザにかかってしまったら、感染するリスクが極めて高くなります。

そうしたケースで検討したいのが抗インフルエンザ薬の予防投与です。予防内服により7~8割の方がインフルエンザの発症を防げると言われています。

抗インフルエンザ薬の予防投与はインフルエンザに「かかりたくない」時の切り札です。

予防投与に関するご案内【12月20日開始】


抗インフルエンザ薬の予防投与について

薬剤:オセルタミビル錠 (タミフルのジェネリック)

方法:1日1回1錠 7~10日間

   濃厚接触後48時間以内に限る

年齢:体重 37.5kg以上の方
費用5,000円(総額) 
予約LINEWEBから原則ご予約ください。

注意事項


予防投与の薬剤

オセルタミビル(タミフルのジェネリック)を用います。

予防投与の飲み方

1回1錠/75mg 1日1回 7~10日間 
(ただし予防投与量については体重37.5kg以上の方に限ります)

予防投与の開始時期

インフルエンザ発症者と濃厚に接触した場合、接触後 48 時間以内に抗インフルエンザ薬を投与することが推奨されています。

予防投与の費用について

5,000円(総額) 薬代・診察費用等をすべて含む

一度予防投与を行ったあとはいかなる理由であっても返品はお受けできかねます。

予防投与の対象者

予防投与が推奨される対象は以下となります。

インフルエンザを発症した患者の同居家族である
感染した場合に重症になりやすい(以下参照)

重症になりやすい方
  • 高齢者65歳以上)
  • 心臓/呼吸器の疾患をもっている方
  • 糖尿病等の代謝性疾患をもつ方
  • 腎臓の働きが低下している方
こう蝶さん

受験生は予防投与できないの?

高齢者ではなく、基礎疾患もないけれど、入試の直前に家族がインフルエンザにかかってしまった……など、上記の条件に当てはまらないケースの場合、予防投与は受けられないのでしょうか。

この場合は、薬剤の添付文書に記載されていない使い方(適応外処方)となります。

万一重い副作用が起こっても「医薬品副作用被害救済制度」の対象とはならず、補償が受けられないというデメリットがあります(ただ薬剤の安全性はある程度確認されています)。

上記デメリットをご理解頂ける場合には、当院では予防投与をお受け致します。

院長

受験生を全力で応援します!

処方を受けるご本人の受診が必要です

予防投与の診察も医師法に則った医療行為です、無診察治療が禁止されています(医師法第 2 0 条)。

処方を受けるご本人の受診がない場合には処方できかねます、必ず受診をお願いいたします。

感染症外来受診の際には予防投与は行いません

通常の保険診療と、自由診療の併用(混合診療)は固く禁止されています。

感染症外来にてインフルエンザ抗原検査が陰性だけど、心配だから服用したいとの申し出があっても固くお断りします。